2023年5月25日午後4時25分ごろ、長野県中野市江部で「男が女性を刺した」という110番通報がありました。長野県警によると、通報を受けて駆けつけた警察官に対し、男が猟銃を発砲。
男女合わせて4人が負傷し、病院へ搬送されました。そのうち、女性と男性警察官2人の計3名が搬送先の病院で死亡。男は現在民家に立てこもっています。
犯人の男の身元、最初に刃物で襲撃された女性や殉職した警察官の情報など、現在までに判明している情報をご紹介します。
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長野猟銃発砲立てこもり事件「殺したいから殺してやった」
長野県中野市の畑で犯行の様子を目撃したという近所に住む72歳の男性によりますと、午後4時すぎに妻と2人で畑仕事をしていたときに女性が「おじさん、助けて」と言いながら走って逃げてきたということです。
女性の後ろからは、長さが数十センチあるナイフを持った迷彩服姿の30歳前後とみられる男が追いかけてきて、女性に追いつくと背中を刺し、女性があおむけに倒れると上から胸を刺したということです。
男性が男に対し、「なんでこんなことをするんだ」と言ったところ、男は「殺したいから殺してやった」と言って、現場を歩いて離れたということです。その後、男性が警察に通報をしてパトカーが駆けつけると、再び男が猟銃のようなものを持って現れ、パトカーの運転席の窓ガラスに銃口をあてて2発、撃ったということです。
パトカーには警察官が2人乗っていたということですが、撃たれたあと警察官に動きは見られず、その後、男は北の方角へ逃げたということです。
・30代くらいの迷彩服姿の男が、女性を背後から刃物で襲撃
⬇※目撃者の問いかけに「殺したいから殺した」と返答
・110番通報で駆けつけたパトカーに向けて猟銃を発砲し警察官2名負傷
⬇
・男が民家に逃げ込み立てこもる⬅今ここ(25日22時現在)
最初に犯人の男に刃物で刺された女性は、搬送先の病院で死亡。また、猟銃で銃撃され負傷した警察官2名も、搬送先の病院で死亡しました。
目撃者の証言から、現場に駆けつけた警察官は、パトカーに乗ったまま撃たれたことが分かっています。
通報を受けた時点では、犯人が猟銃を所持してるという情報はなかったのでしょう…。
長野猟銃発砲立てこもり犯「市議会議長息子と判明」
長野県中野市で女性を刺し、駆けつけた警察官に猟銃で発砲した犯人の男は、自身の自宅に立て籠もっているようです。
その後の捜査で、犯人の男が立て籠もっている民家は、地元市議会議長宅で、男は息子とみられています。
青木正道議長
家族なの?
猟銃発砲立てこもり犯の父親「青木正道議長」
犯人とみられる30代の男が立て籠もっている民家は、地元市議会議長を務める青木正道議長の自宅と判明しています。また、立て籠もっている犯人の男は、青木正道議長の息子とみられています。
捜査関係者によると、長野県中野市の事件で、男が立てこもっているのは、同市議会の青木正道議長の自宅とみられる。
引用元:産経新聞
長野県中野市議会のホームページ上に公開されている情報によると、青木正道議長の自宅は、長野県中野市大字江部1011-1となっています。
地図を見ると青木議長の自宅周辺は、田んぼに囲まれていることがわかります。犯人の男は、農業をやっていたという情報も。
事件の目撃者の証言からは、相当な殺意を持って犯行に及んだことが窺えますが、被害女性との関係はどのようなものだったのでしょうか…。
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長野猟銃発砲立てこもり事件「殉職警官の身元判明」
県警によると、死亡が確認されたのは、中野署の玉井良樹警部補(46)と池内卓夫巡査部長(61)、40~50代の女性。他にも近隣住民とみられる男性1人も負傷しているが、搬送できておらず、容体は分かっていない。
通報によりパトカーで駆けつけて、銃撃され殉職した警察官2名の身元が判明しました。
長野県警によると、猟銃で撃たれ死亡したのは、中野署に勤務する2名。
・玉井良樹警部補(46)
・池内卓夫巡査部長(61)
長野発砲立てこもり事件「被害女性は40〜50代」
今回の事件で、最初に刃物で襲われ刺された女性は、搬送先の病院で亡くなりました。女性の身元について、詳細は不明ですが、年齢は40〜50代とみられることが分かっています。
犯人の男との関係やトラブルがあったかなど、今後明らかになり次第更新していきます。
犯人の男は現在も民家に立てこもっており、警察官による説得が続けられています。
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追記:立てこもり民家から女性脱出「犯人の母親か」
25日午後8時35分ごろ、長野県中野市の猟銃発砲立てこもり事件の現場から、女性が1名逃げ出し、警察官に保護されました。
犯人が立てこもる民家から脱出したのは、犯人の男の母親とみられ、家の中には女性が1人取り残されているということです。
家の中に取り残された女性は、男の姉か妹でしょうか。
追記:刺された女性の身元判明「近所に住む66歳」
猟銃発砲立てこもり事件で、最初に刺された女性の身元が判明しました。
長野県警によると、犯人の男に刺され死亡したのは、近くに住む村上幸枝さん(66)です。
なぜ襲われたのかなどは、現時点で分かっていません。
犯人の男となんらかのトラブルがあったのでしょうか…。
追記:犯人の身柄確保「自ら警察に投降」
県警は26日、男の身柄を確保した。同日午前4時半過ぎ、男が自ら外に出てきたところを警察官が確保し、警察車両で中野署に移送した。
犯人の男は、26日午前4時半ごろ、自ら家の外に出て来て警察に身柄を確保されました。投降した犯人は、青木正道議長の長男です。
また、警察によると、男が立てこもっていた青木正道議長宅の近くで、高齢の女性が倒れているのを発見。その場で死亡を確認しました。この女性は、事件発生時に現場で負傷していましたが、現場の状況から搬送できずに取り残されていたようです。
これで、今回の猟銃発砲立てこもり事件の犠牲者は4人となりました。
●5/25
午後4時20分頃:30代くらいの迷彩服姿の男が、女性を背後から刃物で襲撃
⬇※目撃者の問いかけに「殺したいから殺した」と返答
午後4時30分頃:110番通報で駆けつけたパトカーに向けて猟銃を発砲し警察官2名負傷
⬇※2回の発砲音
午後4時30分〜5時頃:男が民家に逃げ込み立てこもる
⬇
午後8時〜8時30頃:2回の発砲音が闇夜に響く
⬇
午後8時35分頃:犯人の母親が自力で脱出し警察に保護される
⬇
●5/26
午前0時10分頃:犯人の親族の女性が自力で脱出
⬇
午前4時30分頃:犯人が自ら外に出てきて身柄確保
⬇
午前8時30分頃:犯人に男に対し、殺人容疑で逮捕状請求
⬇
午前9時25分頃:犯人の市議会議長の長男を殺人容疑で逮捕
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