市川猿之助救急搬送「歌舞伎界の革命児自殺図る」両親巻き添え無理心中

2023年5月18日正午ごろ、市川猿之助さんが自宅で倒れており、救急搬送されたという速報が流れました。

衝撃的な内容に「えっ？」と驚いた方も多いのではないでしょうか。気になる市川猿之助さんの容態や、現在までに判明している情報をご紹介します。

2023年5月20日更新

市川猿之助救急搬送「一体何が？」気になる容態

2023年5月18日正午前に突如流れた「市川猿之助さん自宅で倒れ救急搬送」というニュース速報。

昨日は東京も気温が高かったので、室内で熱中症になってしまったのかなと思っていましたが、その後に流れてきた情報に耳を疑いました…。

市川猿之助さん（４７）の自宅で倒れていたのは三人、猿之助さん本人と、父である市川段四郎さん（７６）に母親（７５）です。猿之助さんは自宅地下の部屋で発見され、2階のリビングに両親が倒れていました。

昼から開演する舞台のために迎えに来たマネジャーが発見し、消防に通報しました。マネージャーが発見時、猿之助さんは意識が朦朧としていたそうです。

猿之助さんの母親はその場で死亡を確認。父親は搬送先の病院で亡くなりました。猿之助さんは病院搬送時意識があり、命に別状はありませんが、現在、病院にて治療中です。

警察は、猿之助さんの回復を待って事情を聴くようです。

市川猿之助救急搬送「華麗なる一族」梨園の名門

市川猿之助の家系図紹介！香川照之も連なる歌舞伎界の革命児一門に迫る https://t.co/alUX8QXTOG pic.twitter.com/m34jEFpNEg

— 世代 (@nQNMcFIkFKvrhgC) May 18, 2023

市川猿之助

市川猿之助さんは、歌舞伎俳優の市川段四郎さんを父に持つ、人気歌舞伎俳優です。2012年に、おじの名跡を継ぎ「四代目 市川猿之助」を襲名しました。猿之助襲名前は市川亀治郎を襲名していました。

猿之助さんは、立役から女形まで幅広く演じることができる実力派歌舞伎役者です。その活躍は歌舞伎の世界に留まることなく、テレビドラマや現代演劇にも出演し、確かな演技力で人気の役者さんです。

猿之助さんといえば、市川猿翁さんが確立した「スーパー歌舞伎」を受け継ぎ、人気漫画「ONE PIECE」を歌舞伎として演じたことでも有名です。

また、昨年不祥事で表舞台から去った俳優の香川照之さん（市川中車）とは従兄弟になります。

従兄弟というだけあって似ていますね。

猿之助さんは、現在、東京・明治座で行われている歌舞伎公演に出演中ですが、18日の公演は中止され、以降の日程は未定となっています。

市川段四郎

市川段四郎さんは、先代 市川猿之助（現 市川猿翁さん）の弟。歌舞伎界の重鎮として数多くの舞台に出演していました。

兄である猿翁さんとが確立した歌舞伎の新ジャンル「スーパー歌舞伎」にも出演し、歌舞伎界を盛り上げました。

最近の段四郎さんは体調を崩し、舞台からは遠ざかっていたそうです。市川猿之助さんは、段四郎さんの長男です。

市川猿之助救急搬送「無理心中はスキャンダルが原因」

市川猿之助さんが、救急搬送されたショッキングなニュース。その原因は、本日（5/18)各週刊誌（「女性セブン」「NEWSポストセブン」）で報じられたスキャンダルが原因ではないかと考えられています。

市川猿之助スキャンダル内容

市川猿之助さんが、自死を考えてしまったスキャンダルはどういう内容だったのでしょうか。

2023年5月18日発売の「女性セブン」「NEWSポストセブン」で取り上げられた猿之助さんのスキャンダルは、年下俳優やスタッフに対してのセクハラ・パワハラです。

　今回の猿之助の件についていえば、澤瀉屋（おもだかや）のトップである猿之助が酔って門下の俳優やスタッフたちに親睦の意味でスキンシップを図り、それがしばしば過度なボディタッチになってしまっていたということで整理され、特に歌舞伎界のなかで問題とされることはないまま終わるだろう。よほどのことを起こさない限りは『クビ』にはならないというのが歌舞伎の世界。

引用；Business Journal編集部

伝統と歴史が受け継がれてきた歌舞伎界。歌舞伎界では、歌舞伎公演の座長や師匠に弟子や、出演者、スタッフは逆らえないという状態が常態化。生まれたときから梨園で生きてきた猿之助さんには、それは当たり前のことだったのでしょう。

しかし、気づかずに生じていた世間とのズレが、今回スキャンダルとして取り上げられ、猿之助さんはショックを受けたのかもしれませんね。

市川猿之助救急搬送「回復しても待つのは地獄」

自宅で倒れていたところを発見され、病院に救急搬送された市川猿之助さん。ご両親も倒れていましたが、お母様はその場で、お父様も搬送先の病院で亡くなりました。

猿之助さんは一時、意識が朦朧としていたようですが、命に別状はありませんでした。時間経過とともに、次々と新たな情報が報じられていますが、現在までに分かっている情報から、猿之助さんによる無理心中の可能性が高そうです…。

ご両親が倒れていた体の上に、布団が掛けてあったことや、猿之助さんの傍に遺書があったことからも、無理心中の可能性が濃厚です。

猿之助さんは、病院で治療中ですが、無理心中を図ったうえ両親だけ亡くなり自分だけ生き残ったという状況は、まさに地獄といえるでしょう。

今後、警察の事情聴取で明らかになっていくとみられますが、人気も実力もあった歌舞伎役者さんだっただけに非常に残念です…。

無理心中で生き残ったらどうなる？

無理心中で生き残った場合、罪に問われるのでしょうか…答えはYesです。

無理心中で生き残った場合、刑法202条で規定されている「自殺関与罪・同意殺人罪」に問われることになります。

「自殺関与罪・同意殺人罪」は、「人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6ヶ月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する」と刑法202条に定められています。

簡単に言うと、「殺してほしい」と頼んだ人（嘱託）や、「殺してくれてもいいよ」と本人が承諾している人を殺すと罪に問われます。

また、人に自殺させようとすること（教唆）、死にたいという人の手助けをすること（幇助）も、刑法202条で処罰される。

たとえ、直接自殺の手助けをしていなくても、自殺のための道具・毒・知識・場所などを提供するだけで自殺関与罪・同意殺人罪になります。

「自殺関与罪・同意殺人罪」は、6ヶ月以上7年以下の懲役または禁錮となり、殺人罪より刑は軽くとも立派な罪です。

市川猿之助さんも、無理心中を図ったのであれば、この罪に問われることになるでしょう。

追記：猿之助両親の死因判明「薬物中毒死」

市川猿之助さんの父 市川段四郎さんと、お母様の死因が警視庁の司法解剖の結果判明しました。

東京・目黒区の自宅で、救急搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47)とともに見つかった両親について、死因が「向精神薬中毒」とみられることが分かった。警視庁が司法解剖の結果を明らかにした。

Yahoo!ニュース

猿之助さんのご両親の死因は「向精神薬中毒」による中毒死のようです。向精神薬と聞いてもピンと来ない方もいると思いますが、向精神薬は睡眠導入剤などの総称です。

警察は、今後、血液を調べて、何の薬なのか特定する方針です。また、両親がどのような経緯で、どれぐらいの量の薬を服用したのかについても、調べるようです。

猿之助さんは、搬送された病院を退院したようですが、行方は不明です。精神的に不安定になっている可能性が高いので、誰かが付き添っていてほしいですね…。

追記:猿之助一家心中「死んで生まれ変わろう」

18日、目黒区の自宅で歌舞伎俳優の市川猿之助さんが意識がもうろうとした状態で見つかり、救急搬送されました。別室で見つかった両親は死亡。

猿之助さんは搬送された病院に、一時は入院していましたが、歩ける状態まで回復し、19日に退院しています。

捜査関係者への取材で、猿之助さんが「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」という趣旨の話をしていたことが分かりました。

Yahoo!ニュース

警察による司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬による中毒死と判明しています。

猿之助さんは、捜査員に対し「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」という趣旨の話をしていたそうです。

猿之助さんのご両親は、老老介護の状態だったという話も…。今回の猿之助さんのスキャンダルが、一家心中への引き金を引いてしまったのでしょうか…。