2023年4月12日に日本外国特派員協会の会見で、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト(岡本カウアン)氏が、ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏からJr.時代に性被害を受けたことを公表しました。
男性アイドル事務所として確固たる地位を築き上げ「ジャニーズ帝国」といわれるほどになったジャニーズ事務所ですが、カウアン氏の性被害公表以降、事態は深刻化…。
ジャニーズ事務所は設立依頼初の存亡の危機に陥っています。ジャニー氏のセクハラの噂は生前から囁かれ続けていましたが、ジャニー喜多川氏から性加害を受けた被害者は一体何人いるのでしょうか。
ジャニー喜多川性加害の被害者は誰?
2019年に亡くなったジャニーズ事務所の創業者「ジャニー喜多川氏」は、「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」として、ギネス世界記録にも登録されています。
ジャニー喜多川氏を巡っては、1960年代から所属タレントに対し、わいせつ行為をしているという噂がたびたび報じられてきました。
今年4月にカウアン・オカモト氏によって、ジャニー喜多川氏の性加害が明るみになりましたが、過去には「光GENJI」の幻のメンバーと言われている木山将吾さんも、ジャニー氏からのセクハラ行為を暴露していました。
木山将吾さんの暴露では、当時ジャニーズ事務所に所属していた複数のアイドルの名前が被害者としてあがっていましたが、真偽は不明です。
カウアン氏や木山さんの暴露によって、被害者と目されているジャニーズメンバーを紹介していきます。
カウアン・オカモト
二本樹顕理
元ジャニーズJr.だった二本樹顕理さんも、ジャニー喜多川氏の性加害を告白しています。二本樹さんは、ジャニーズJr.だった当時(13歳)、仕事面での優遇措置や事務所からの特別待遇を期待し、ジャニー氏の行為を我慢していたそうです。
ジャニー氏から自宅に泊まるように誘われた際も、先輩に忠告を受けたものの拒否したJr.がいつの間にかいなくなるのを目の当たりにしたことから、憧れの先輩のステージで踊るために我慢していたようです。
二本樹さんは、間違った行為という認識はあったようですが、自分がジャニーズとして活躍していることに対する親の期待や、行為を受け入れてしまっている自分への嫌悪感で口を閉ざしてしまったとか…。
橋田康
元ジャニーズJr.の橋田康さんも、2023年5月9日の週刊文春で、ジャニー喜多川氏からの被害を告白しています。
1998年当時、小学6年生だった橋田さんは、友人の勧めでジャニーズ事務所に履歴書を送りジャニーズ事務所に入所。
Kinki KidsやV6のバックダンサーをしていたそうですが、1999年の地方公演で滞在したホテルで、ジャニー喜多川氏からわいせつな行為をされたそうです。
1999年当時、橋田さんは13歳。高校卒業を機に事務所を退所した際、初めてご両親に被害を告白したそうです。橋田さんが周囲に被害を話せるようになったのは、10年以上経ってから…13歳で受けた心の傷の深さがうかがえますね。
ジャニー喜多川スペオキ(特別なお気に入り)
平野紫耀
松本潤
堂本剛
中山優馬
佐藤勝利
滝沢秀明
ジャニー喜多川氏のスペオキだったジャニーズメンバーの中にも、もしかすると被害にあっていた方がいるかもしれません。
ジャニーズ事務所社長謝罪も真相は藪の中
ジャニーズ事務所の元所属タレントの男性などから、4年前に亡くなったジャニー喜多川前社長による性被害を訴える声が相次いでいる問題で、ジャニーズ事務所は14日、今の社長が出演する動画を公開しました。https://t.co/1bzqTG24tp#nhk_video pic.twitter.com/purRw3ETiB
— NHKニュース (@nhk_news) May 14, 2023
ジャニー喜多川氏から性被害を受けたとして、カウアン・オカモト氏や二本樹顕理さんが被害を告白した問題。
二人はジャニーズ事務所に所属していた時期に、ジャニー喜多川氏から計10〜20回の性的被害を受けたと告白しています。
カウアンさんは、ジャニー氏の自宅に泊まった際、一緒のベットで寝るように言われたそうです。寝ているカウアンさんに対し、ベットに入ってきたジャニー氏はカウアンさんの太ももをマッサージし始め、その後下着を脱がしわいせつな行為に及んだといいます。
二本樹さんも、同様にジャニー喜多川氏から被害を受けたと証言しています。
二人の被害を受ける告白に対し、ジャニーズ事務所のジュリー社長が異例の動画による謝罪を行いました。しかし、謝罪動画内で「確認できない」「知らなかった」と語り、故ジャニー喜多川氏の性加害について事実認定を避けました。
今回、告発を行った二人の他にも被害者がいる可能性が高く、今後のジャニーズ事務所の対応が注目されます。
ジャニーズ事務所始まって以来の危機
テレビでジャニーズ事務所所属のアイドルを見ない日は無い。と言っても過言ではないほど、国内で確かな地位を築いたジャニーズ事務所。
ジャニー氏亡き後、所属アイドルが次々と退社していくなかで、今回、カウアン・オカモト氏の告発を受けて明らかになった創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題。
これにより、ジャニーズ事務所は創設以来初めての危機に瀕しています。今回の問題を受けて、1万6000人分の署名が提出される事態となっています。
加害者が既に亡くなっているため、真実を明らかにすることは難しいでしょう。しかし、ジャニーズ事務所には、被害者やファン・所属アイドルのためにも誠意ある対応をしてほしいものです。
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