関東を中心に全国で発生している3人組の連続強盗事件について、実行犯への指示役が「ルフィ」と名乗る人物だということが警察の捜査で判明しています。
「ルフイ」と名乗る人物は4人いると言われていますが、いずれもフィリピンの「ビクタン収容所」に収容中の日本人であるということが分かりました。
そのうちの1人が、今村麿人(いまむらきよと)容疑者です。今村容疑者の顔や収容所での様子、日本にいる実行犯にどのように指示をしていたのかについて調査しました。
今村麿人の顔画像「ルフィじゃなくてペッシ」
関東を中心に日本各地で発生している連続強盗事件で、闇バイト募集を通して実行犯を集め、指示を出していた「ルフィ」と名乗る人物の1人が、今村麿人(いまむらきよと)であることがわかりました。
どこにでもいる中年のおじさんですね。近所にいてもおかしくない風貌です。そして、腕には収容所で受けたのかタバコによるヤケドの痕があります。いわゆる根性焼きをされたのでしょうか。
今村容疑者は、見た目が人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第5部に出てくる、イタリアマフィアの1人ペッシに似ていることから、「見た目がルフィじゃなくてペッシ」とSNS上で話題になっていました。
髪型はともかく確かに似ています。
今村容疑者は、2019年11月にフィリピン当局によって拠点を摘発された「特殊詐欺グループ」の幹部でもあります。
今村麿人のフィリピン収容所の暮らしは「VIPルーム」
今村麿人容疑者が収容されているビクタン収容所は
・冷暖房なしで真夏は全員が上半身ハダカで過ごす
・床に薄い寝具を敷いて雑魚寝
・大部屋に複数人が寝起き
・食事はとても粗末で食事といえない
今村麿人強盗の指示は「収容所からリアルタイムに」
前述の通り、フィリピンのビクタン収容所内ではスマホの使用は自由に行えることが分かっています。TBSの報道特集では、実際にビクタン収容所内からスマホで特殊詐欺のやり取りをする様子が撮られていました。
このように、スマホを使って強盗の実行犯を闇サイトで募集し、指示を行っていたようです。
特殊詐欺の過程で入手した富裕層の高齢者リストを利用し、被害者の自宅の詳細情報を把握し強盗を繰り返し指示していたとみられる。
実際に、今村容疑者と同時期にビクタン収容所にいた人物は、「そっちじゃない、右に行け」と今村容疑者が指示している姿を目撃している。(週刊文春より)
フィリピンと日本の時差は1時間。日本の方が1時間早く進んでいます。
このように時差が少ないことで、フィリピンの収容所内からリアルタイムに指示出しできたのでしょう。
今村麿人以外の「ルフィ」が判明
今村麿人以外に3人が指示役「ルフィ」だったことが判明しています。いずれもフィリピンのビクタン収容所に収監されていることが分かっています。
そのうち、今村容疑者と同じく氏名が公表されていたのが渡辺優樹容疑者です。
渡辺容疑者がリーダー的存在だったとも言われています。ワンピース原作の「偽ルフィ」にそっくりです。
渡辺・今村両容疑者以外に、2人の「ルフィ」がいると言われていましたが、氏名含め一切の情報が不明でした…。
しかし、本日(2023年1月30日)残る2人の容疑者の氏名が判明しました。
判明した「ルフィ」2人は
・藤田聖也(ふじたとしや)容疑者(38)
・小島智信容疑者(45)
これで「ルフイ」を名乗る容疑者4人全員の氏名がわかりました。
日本警察は、4人全員の引き渡しをフィリピン側に求めるようですが、果たしてうまくいくのか…。
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