2023年2月27日、サッカーの名門としても有名な、市立船橋高校(千葉県船橋市)バレー部顧問の石井利広容疑者(60)が、練習中に部員に暴行をしたとして逮捕されました。
石井利広容疑者は、昨年11月18日午後6時半ごろ、男子部員1人に対し、服を脱がせた上で髪をわしづかみにして引きずり、顔にバレーボールを投げつけるなどの暴行をした疑いがもたれています。
名門バレー部でいったい何があったのか、石井利広容疑者の顔画像など事件について調査しました。
石井利広顔画像「眼光鋭く親身に指導」
石井利広容疑者の顔画像です。
横顔ですが眼光が鋭いことがわかります。写真からは、熱心に生徒に指導しているのが伝わってくるようです。
こちらの写真は目元しかわかりませんが、眼光の鋭さが目を引きます。バレーボールコートを真剣に見つめていますね。
【名前】石井利広
【年齢】60歳
【出身校】習志野高校→法政大学
【住所】千葉県佐倉市大蛇町
石井利広容疑者は、眼光鋭い容姿をしていますが、写真や動画からは生徒に対し親身に指導しているのが伝わってきます。
石井利広「9年前から変わらない体制」体罰は若い頃から?
石井利広容疑者について調べていくと、どうやら体罰は以前からあったようです。石井容疑者がバレー部顧問になったのは20代の頃。昔は指導の中で体罰があるのは当たり前の時代だったので、石井容疑者も若い頃は体罰をした可能性はあります。
市立船橋バレー部のOBとみられる方のSNSコメントによると、少なくとも9年前には体罰があったようです。「体罰問題」というほどですから相当でしょう。
3年前頃から試合の様子を見ていましたが、外部から見ても酷かったです。こうなる前になんとか出来なかった学校や組織にも問題があると思います。
また、3年前にも外部の方が体罰を目撃しています。
市立船橋高校男子バレー部監督が部員に”暴行”で逮捕
過去にも…「友人が顎関節症になるビンタを」証言
こちらの報道では、石井容疑者がバレー部員に対し暴行を加える様子の目撃証言とともに、石井容疑者にビンタをされた部員が顎関節症になったという証言も。
石井容疑者に関しては、「体罰」がひどかったという声がある一方で、別の声もありました。
石井容疑者は、春高バレーで市立船橋を優勝に導いた実績もある指導者ですが、最近は指導方法に悩みもあったようです。
「あちこちにボールをちらす(レシーブ)練習をした時に、『それは厳しいのではないか? という声も聞かれた』と石井が言っていて『こういう練習が厳しいと言われたら、バレーで鍛えることは難しくなっている時代なんですよね』と」
石井容疑者は、体罰が酷かったという声も多くありますが、「教え方がうまい」「優しい人」という声もありました。今回の逮捕容疑について警察は認否を明らかにしていませんが、事実であれば指導の域は超えています。
石井利広「バレー一筋35年」バレーに人生を捧げた男
石井利広容疑者は、市立船橋高校のバレー部顧問を35年勤めています。現在60歳なので、25歳の若さでバレー部顧問に就任し指導を続けてきたことがわかります。
人生の半分以上をバレーに捧げてきた石井容疑者。石井容疑者自身も、習志野高校出身でバレー選手として活躍していました。
男子バレーボール部顧問の石井容疑者の逮捕を受けて、市立船橋高と船橋市教委は27日夕、合同で臨時記者会見を開き、この日まで今回の暴行事案は把握できておらず、被害相談もなかったと説明した。容疑者は約35年間にわたって同部で指導。
千葉日報引用
千葉県船橋市にある市立船橋高校は、サッカーの名門校としても有名ですが、男子バレー部も全国大会に多数出場したことがあり、バレーの強豪校としても有名です。
「練習中のミスに激高」しての暴行のようです。石井容疑者にとっては「愛のムチ」だったのかもしれませんが、体罰や暴行は指導とは言えないでしょう。
石井容疑者逮捕を受けて、市立船橋高校と市の教育委員会が臨時会見を行っていますが、校長は「体罰許されぬ認識あったはず」とコメント、市の教育委員会も「被害相談はなかった」と応えています。
学校側は把握できていなかったようですが、SNSにはバレー部OBとみられる関係者から、体罰は以前からあったという内容の書き込みが多くありました。
石井利広「春高バレー優勝」指導力は本物
石井利広容疑者は、市立船橋のバレー部監督に就任してからの35年間に、華々しい実績をあげています。
平成元年:春高バレー3位
平成2年:春高バレー優勝
平成4年:インターハイベスト8、春高バレーベスト8
平成21年:インターハイベスト16
平成28年:インターハイベスト16
平成30年:関東大会準優勝
船橋市立船橋高等学校HP
市立船橋高校の学校ホームページを確認すると、石井利広容疑者の指導していた男子バレー部は、春高バレー優勝をはじめインターハイでも好成績をおさめています。どうやら、石井容疑者の指導力は本物だったようです。
しかし、最近は大会で好成績をおさめることが減り、その指導にも陰りがみえていたようです。焦りから、指導に熱が入ってしまったのでしょうか…。
石井利広「家族も指導方法に不安」
石井利広容疑者の熱血指導については、石井容疑者の家族も不安に思い心配していたようです。
バレーに人生の半分を捧げるほどですから、熱心に指導するあまり行き過ぎてしまったのでしょう。
家族が取材に応じ、「本当に一生懸命やるから、家族としてはあまり一生懸命、熱を入れすぎないでほしいと心配していた。強くしたい、勝ちたいと思って、あまり熱を入れすぎないでほしいと。被害に遭われたお子さまには、本当に申し訳ないと思っています」と話しました。
家族の心配していた不安が、最悪の形で現実となってしまいました。
関係者からの「暴行があった」という届け出から捜査をはじめ、逮捕に至ったようですが、捜査が進めば、今回だけではなく、35年の間にあった他の暴行についても判明するかもしれません。
石井利広自宅「閑静な住宅街」家族は?
上記地図上の赤い点線で囲まれた部分が、石井利広容疑者の自宅がある千葉県佐倉市大蛇町です。石井容疑者の自宅は、京成佐倉駅から近い閑静な住宅地にあります。
石井容疑者の家族構成については現時点では不明です。石井容疑者の年齢が60歳ということなので、妻や20〜30代の子供がいても不思議ではありません。もしかすると、孫もいるかもしれませんね。
石井容疑者の家族が、マスコミの取材に応えていますが、家族の誰だったかはわかっていません。言い方からは、石井容疑者とかなり親しい人間ということが伝わってきます。
石井容疑者が結婚しているなら、妻が取材に応えた可能性が高いでしょう。石井容疑者はまだ60歳という年齢なので、石井容疑者の父母の可能性もあります。
※新たな情報が入り次第、追記していきます。
昭和〜平成前半の世代にとっては、指導の中で指導者から怒声を浴びたり、殴る・蹴るなどの体罰も「よくあること」でしたが、現在は違います。今後、今回の事件のようなことが起きないよう教育現場のチェック体制を見直す必要がありそうです。
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