2023年3月3日、大阪府警は、昨年10月に、立命館大に通う知人女子大学生にタリウムを飲ませて殺害した容疑で、不動産賃貸業の宮本一希容疑者(37)を逮捕しました。大阪府警が、経緯を調べていますが、宮本一希容疑者は黙秘しています。
逮捕容疑は、昨年10月12日午前、京都市内の集合住宅の一室で、この部屋に住む立命館大3年浜野日菜子さん(当時21)に、タリウムを飲ませ殺害した疑いです。
宮本一希容疑者の顔画像や、殺害された女子大生との関係など事件について調査しました。
宮本一希顔画像「和服を着こなす男前」
宮本一希容疑者の顔画像です。
調査した結果、宮本容疑者の写真は1枚しか発見できませんでした。和服を着こなす男前です。メガネも似合っています。
宮本一希の名前でFacebookを検索しましたが、すでに消去されているのか本人らしきアカウントは発見できませんでした。
追記:宮本容疑者送検時の写真です。
逮捕時の報道で使用された写真と比べると、だいぶ老けてみえます…。本人のFacebookの写真は、20代の頃の写真かもしれませんね。
宮本一希は会社社長「舞妓遊びの弘庵経営」
氏名:宮本一希(みやもとかずき)
事業内容:インバウンド事業・店舗運営
住所:京都市中京区河原町通二条下る一之船入町375番6F
氏名:宮本一希
事業内容:不動産賃貸業
住所:京都市左京区修学院中林町
追記:宮本一希「株式会社弘庵代表で確定」
宮本一希「殺害したのは16歳差彼女」
殺人容疑で逮捕された宮本一希容疑者と、被害者の女子大生「浜野日菜子」さんとの関係について、知人ということしかわかっていません。
しかし、夜に異性を自宅へ上げ二人きりでお酒を飲んでいたということなので、ただの知人ではなく付き合っていた可能性もあります。
逮捕された宮本一希容疑者は37歳、被害者の浜野日菜子さんは21歳。二人の年の差は16歳。二人が交際していたとすれば、かなりの年の差カップルです。
痴情のもつれで今回の事件が起きてしまったのでしょうか。
追記:殺害された浜野日菜子さんは、宮本一希容疑者の経営するイベント会社で、スタッフとして働いていました。
宮本一希の学歴「同志社大卒のエリート」
ネット上では、宮本一希容疑者の出身大学は、同志社大学だと囁かれています。
宮本一希容疑者が、同志社大卒だという複数のコメントもあるため、宮本容疑者が同志社大卒の可能性は高いでしょう。
宮本一希「幼少期から英才教育」
宮本一希容疑者については、ネット上に多数の書き込みがあり、幼少期から英才教育を受けたエリートのようです。
宮本一希出身中学・高校「中高一貫校の洛南高校」
宮本一希容疑者の出身中学・高校は、バスケの強豪校としても有名な中高一貫校「洛南高校・洛南高校付属中学校」のようです。
バスケの強豪校ということもあり、県外からの通学者も多く、中には新幹線通学をする生徒もいる人気校です。
裕福な家庭の生徒は、学校近くに部屋を借りたり、マンションを買って通学していたようです。
宮本一希「地元で有名な資産家」高級車複数所有
宮本一希容疑者は、地元では資産家として有名な人物だったようです。
宮本容疑者は京都市内で不動産会社のほか、イベント企画会社も経営。観光客向けの催しを複数手掛けるなど、手広く事業を展開していた。市内に戸建て住宅を構え、独メルセデス・ベンツなどの高級車に乗っていた。地元では資産家として知られているという。
引用:読売新聞
近くの住人はこう訝しんだ。
「私の知る限りは女性が3人いて、一希は3年ほど前まで妻と娘と実家暮らし、妹夫婦も同居していました。母親はとても上品で、若いお二人(妻と妹)は芸能人に近いぐらいの美人という雰囲気です。お父さんは70代くらいでケーブルTV関連の仕事の経営者だと聞きました」
宮本一希家族「子煩悩な妻子持ち」
宮本一希容疑者について、集英社オンラインが結婚しており妻子持ちであることを報じました。
宮本容疑者の友人はこう証言する。
「一希くんは子どもをとても可愛がっていました。夜に友人と食事に出ているときも『子どもが寝る前に早く帰りたい』といっていたし『お風呂もいれてあげたい』ともいっていた。奥様とも仲がよさそうだった。何でこんなことがおきてしまったのか…」
宮本一希「タリウム中毒数グラムで中毒症状」
タリウムは、原子番号81の元素で元素記号はTl。常温では銀白色の柔らかい金属として存在しています。比重は11.85、融点は302.5℃、沸点は1473℃です。
水と反応して強塩基の水酸化タリウムを作り、体内に入るとカリウムイオンと置き換わることで毒性を示します。
・原子番号81の元素
・常温で銀白色の柔らかい金属
・比重11.85
・融点302.5℃
・沸点1473℃
・殺鼠剤
・工業用試薬
・放射性医薬品 など
タリウム中毒の症状は?
タリウム中毒になった場合、特徴的な症状は脱毛で、摂取後数日で現れます。また、外見的異常として、皮膚炎・脱毛・神経障害(失明・下半身不随)、爪の異常が起きます。急性症状として、吐き気・昏睡(こんすい)などがあり、呼吸器や循環器の障害によって死に至るケースもあります。
その他に主な症状として次のようなものがあります。
頻脈と血圧上昇または低下、不整脈、徐脈、心電図異常(T波異常)呼吸器系
死因 – 呼吸不全、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、急性肺傷害が摂取後24-72時間遅延して発現することがある、胸痛、無呼吸神経系
知覚異常、筋痛症、末梢の灼熱感、激痛を伴う下肢の知覚性神経障害、筋力低下、脳神経麻痺、痙攣、せん妄、昏睡消化器系
大量摂取の場合は急性症状として、一過性の悪心、嘔吐、下痢。少量では24-48時間程度遅れて症状が現れる。胃炎、十二指腸炎、麻痺性イレウス肝症状
肝機能障害泌尿器系
蛋白尿、円柱尿、乏尿、血尿、クレアチニンクリアランスの減少、血中尿素窒素の上昇、尿の緑色への着色
宮本一希「飲ませたのは殺鼠剤」
立命館大に通う女子大生だった浜野日菜子さんに、タリウムを飲ませて殺害した容疑で逮捕された宮本一希容疑者。
司法解剖の結果、死因はタリウム中毒による急性呼吸窮迫症候群。浜野さんの吐しゃ物と尿からタリウムが検出された。
2人は同11日、京都市内で飲食後に浜野さんの部屋で飲酒。その後に浜野さんがせき込んだため翌12日、宮本容疑者から連絡を受けた浜野さんの親が迎えに来て病院に連れて行ったが、重症のため対応できなかった。別の病院に心肺停止の状態で搬送され、死亡した。
殺害に使われたタリウムの入手方法や、被害者(浜野日菜子さん)にどのように服用させたかについては、今のところわかっていません。
タリウムの化合物である硫酸タリウム・酢酸タリウム・硝酸タリウムは殺鼠剤の原料として使用されています。入手のしやすさから考えて、犯行にはタリウムを用いた殺鼠剤が使用されたのではないでしょうか。
タリウムを用いた粉状の殺鼠剤は、無味無臭で水に溶けやすく成人の致死量は約1gです。危険性が高いため、現在は18歳未満への譲渡は法律で禁止されています。
宮本容疑者は、殺鼠剤を飲み物に溶かし、被害者である浜野日菜子さんに飲ませたのではないでしょうか。無味無臭では、気づくことができません…。
タリウムを使った事件は過去にも
今回の事件のように、タリウムが犯罪に使用された事件が過去にも起きています。
平成26年12月に、高齢女性を殺害したとして逮捕された名古屋大の元女子学生が、高校時代に硫酸タリウムを混ぜた飲み物を同級生2人に飲ませ殺害しようとした事件です。
その他、平成17年にも静岡県内で県立高校に通う女子生徒が、実母にタリウムを飲ませ殺害しようとした事件がありました。
宮本容疑者と殺害された女子大生との関係など、情報が入り次第追記していきます。
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